サバゲーを歴史から学ぼう!第三弾です。
今回は1990年代のお話。
フルオートガスガンの普及により、今まで曖昧だったサバイバルゲームのルールが確立され始め、単なる戦争ごっこから一気にスポーツ化し始めます。ヒット判定などのルールや戦略やポジション配備など、現在のサバゲーに通じるスポーツ性を重視した内容に自ずと変化して行くのです。
トイガンにはBB弾に回転をかけて飛距離を伸ばす為のホップアップ機能も搭載され、やがてそれが可変式になり、トイガンメーカーからは挙って同様な機能を持つトイガンが発売され始めます。
ホップアップ機能の登場により、ノーマルの銃でも直線弾道50?越えの射撃が充分可能となりました。
【引用】http://www.tokyo-marui.co.jp/guide/whats/ by 東京マルイ
スナイパーライフルを使用し、遠距離での射撃からヒットを狙う「スナイパー」。
身軽な銃で前線を駆け回り、相手陣地のフラッグを狙う「アタッカー」。
連射式の銃で敵を一掃し、主にアタッカーの援護で戦う「ライフルマン」。
戦略やそれぞれのポジション、状況に合わせて仲間との連携を取りながら、
「サバゲー」は日本の誇る一つの文化として確立されて行きました。
1990年代初頭、それまでカスタムありきのコッキングガンと、連射性能によるガスガンとの二極化膠着状態が続く中で、電気の力を使いモーターを動かし、ギアを回すことでピストンを後退させる、オートマチック電動ガンが登場しました。発表したのは、マルイ(後の東京マルイ)。連射が出来るガスガンの天下と思われた時代に、冬場の寒い時期でも撃てるオートマチック電動ガン「FA-MAS 5.56F1」の発売によって、ユーザーの選択肢の幅を広げただけでなく、マルイはエアガンの歴史を大きく塗り替えたのでした。
東京マルイ製品 FAMAS by amazon
フランス陸軍によって制式採用されているブルバップタイプのアサルトライフル。
長いインナーバレルを持ち、バイポッドが標準装備されながらも軽量コンパクトに仕上がっている上に、ノーマル電動ガンの中でも初期のメカボックス基準だった為、ノーマルのままでも早い連射は、現在でも非常に魅力的な銃の一つです。
東京マルイ製品 UZI SMG by amazon
電動ガンの真価が評価され始めたこの時代、東京マルイの存在は、アサヒ、JACのシェアを超え名実共に日本が誇るトイガンメーカーとなりました。もちろん電動ガンはサバイバルゲームの主役に踊り出て、初心者でメンテナンスができない方は、東京マルイ製を購入するのが無難と称された時代でもありました。
これは今現在でも同じことが言えると思います。
サバイバルゲームの風景は一気に様変わりし、まさにサバイバルゲーム第二次黄金期の幕開けでした。
地方でもサバイバルゲーム大会なども催され、TV等での紹介され始めます。
そして電動ガンはサバイバルゲームの主役となり、それまで主役級に活躍していたハンドガンやコッキングガンなどは状況で持ち変えるセカンダリーウエポンとして変化して行きました。