うしわかは三度舞い降りる
おはようございます、池袋店キャストのうしわかです。
早いもので、ベクター、スコーピオンと続いて3本目の銃紹介記事でごぜーます(´ー`)。
お店にご来店頂いた際に、「記事読んだよー」って声かけてもらえるとたぶん喜びます(/ω\)。
さて、今回紹介する銃はこちら!
やったねぴーちゃん!出演作品が多いよ!!
Amazon:No84 P90 (18歳以上スタンダード電動ガン)
はい!でました!皆さんお馴染み、FN P90(以下P90)です!!!
この銃もその特徴的な見た目から、様々な映像作品に引っ張りだこでファンも多いですよね。実際サバゲフィールドでもP90を使っている方を結構お見掛けします(/・ω・)/。
P90と聞くと、メタルギアソリッド2の天狗兵を連想するのは僕だけじゃないはずです…(世代がバレますね)。
Amazon:METAL GEAR SOLID2 SONS OF LIBERTY
こちらも僕の趣味全開なのですが、GUNSLINGER GIRLという作品でメインキャラのヘンリエッタがP90を使っていました。P90をバイオリンケースに入れて持ち運んでおり、コンパクトさが際立ってましたね(実際には入らないという説も…)。
Amazon:Gunslinger Girl: Season 1 [Blu-ray] [Import]
そして、恐らくここ数年で1番P90を認知させた作品と言えばこちら…
Amazon:ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 5(完全生産限定版) [Blu-ray]
みんな大好きキリトさんが主人公の方ではありませんが、SAOシリーズの1つガンゲイル・オンラインにて、主人公のレンちゃんがP90(愛称:ピーちゃん)を使っています。
そしてこのレンちゃんが使用したピンク色のP90、東京マルイさんによって製品化されて話題になりましたね。
(限定品なのでもう中々手に入りませんが…)
Amazon:東京マルイ SAO オルタナティブ ガンゲイル オンライン P-90 バージョン レン 18歳以上 スタンダード電動ガン
有名な作品だとこのあたりでしょうか。
昔の作品から最近の作品まで、コンスタントに登場していることからも人気な銃であることがわかりますね!
P90ってどんな銃?
お待たせしました、ここからはP90の実銃解説をしていこうと思います。
P90(Project 1990)はベルギーのFN社が1987年に開発したブルパップ方式のPDWです。
PDWとは
Personal Defense Weapon の略で、日本語では「個人防衛火器」「個人防御火器」と訳されます。室内や市街地、車内といった閉所での取り回しを重視した銃で、サブマシンガンと用途はほぼ同じです。
サブマシンガンについては、ベクターの記事で詳しく書いていますのでこちらもチェックしてみて下さい!
また、同じPDWにカテゴライズされているMP7の記事もありますのでよろしければどうぞ!
では、サブマシンガンとPDWの違いはどこにあるのか。
答えは使用する弾薬にあります。
サブマシンガンは、ハンドガンと同じ拳銃弾を使用していますが、PDWはライフル弾を小さくした様な特殊な弾を使用しています。
拳銃弾(9mm×19パラベラム弾)
Amazon:RAINBOW LAGOON 9mm ルガー 弾 ダミーカート 1発
ライフル弾(5.56×45mm NATO弾)
Amazon:MAGPUL ダミーカート 5.56mm NATO弾
画像を見て頂ければわかる通り、拳銃弾とライフル弾とでは弾の形状が全く異なります。
拳銃弾は着弾の衝撃を伝えやすい構造、ライフル弾は貫通しやすい構造になっています。
P90が使っているのは5.7mm×28弾という特殊な弾で、ライフル弾を少し短くしたような見た目をしてます。
5.7mm×28弾は、初速が非常に速くライフル弾と同様に貫通力が高いので、ボディーアーマーを貫通することが出来ます。
さらに、弾の重心が後方にあるので、ボディーアーマーのような硬いものに着弾した際は貫通しますが、人体のように柔らかいものに着弾した際は、重量バランスによって弾が回転し貫通しないという恐ろしい仕組みになっています。体の内側がぐちゃぐちゃになっちゃうわけですね。。。
また、この重量バランスは、閉所での銃撃戦で多い跳弾による味方や自身の負傷を防ぐために、跳弾時にエネルギーを殺す役割も担っているようです。
拳銃弾とライフル弾の良いとこどりをした、めちゃくちゃ優秀な弾ですね。
ご存知の方も多いかと思いますが、FN社はこの弾を使ったハンドガン、FN Five-seveNを作っています。
Amazon:東京マルイ No.33 FN 5-7 18歳以上ガスブローバックガン
高い貫通力、低反動と、ハンドガンながらこちらもかなりの高性能銃です。
若干グリップが太いのが玉に瑕ですが、見た目もカッコよくすごく良い銃だと思います(^◇^)。
なんで新しい弾を作ってまで、PDWを開発したの??
1980年代、ボディーアーマーの高性能化により、ライフルを扱いづらい閉所での戦闘において、拳銃弾を使用するハンドガン、サブマシンガンでは威力不足で敵を無力化することが難しくなりました。それに伴い、9mm×19弾などよりも新しい高性能な弾を使う新しい銃を開発する必要が出てきたわけです。
そこで開発されたのが5.7mm×28弾を使うP90なのです。
もっとあるよ!P90のいいところ!ちょっとだけ悪いところ(小声)
先ほど、P90の一番のストロングポイントである弾の話をしましたが、他にも沢山良いところがあります。
まず、PDWとして作られているので当然コンパクトで取り回しが良いです。
さらに、近距離での戦闘では被弾面積を減らすためにスイッチング(銃の左右持ち替え)をして撃ち合いをする必要があります。それを考慮して、セレクタースイッチ、チャージングハンドルがアンビ(左右対称)になってる他、通常の銃では銃の左右どちらかについているエジェクションポート(排莢口)が、P90は銃下部にある為、左右どちらで構えても影響が出ないようになっています。
ただエジェクションポートに関しては、実際の戦闘では足元に散らばった薬莢で転んでしまうケースもあったとか…(笑)。
また、5.7mm×28弾はかなり軽量なので射撃時の反動が小さく、女性でも容易に射撃ができるようです。
お次はマガジン。細長い弾を出来るだけコンパクトに多く持ち運ぶため、通常の銃では銃と同じ向きに入っている弾が横向きに入っており、装填される時、マガジン内で縦に向きが変わるようになっています。その装弾数はMP5やM4の30発に対し、なんと50発!
これだけ見るとかなり万能な銃に見えますが、このマガジンがかなり曲者でメリットでもありデメリットでもあります。
まずは、通常の銃と比べ分厚く長い形状の為、既存のマガジンポーチが使えないので携行しづらい点。
次に、銃の上部に後方から挿し込む形でマガジンをいれる為、マガジンチェンジがしづらい点があります。
しかし先に述べたようにそもそも装弾数が多く、そこまで頻繁にマガジンチェンジしないはずなので影響は少ないかなと思ったり思わなかったり…(笑)。
エアソフトガンのP90はどう…?
特殊な銃故、実銃の方ではデメリットも多いですが、エアソフトガンの場合は排莢もされませんし、そもそもマガジンの装弾数もかなり多いので、メリットはそのまま、デメリットもあまり気にならないとてもいい銃だと思います!ただ、多弾マガジンの給弾不良だけ若干気になるので、スプリング式のノーマルマガジンの使用をお勧めします!
P90はトリガー、グリップの後方にマガジンや機関部があるブルパップ方式を採用しており、全長の割に長いバレルを搭載しているので、弾道もきれいで命中精度もかなり高いです。さらに、メカボックスが後方にあるので動作音を直接体で吸収でき、とても静かです。付属しているサイレンサーを付けることでより一層消音効果が期待できます。
国内では、東京マルイさんが電動ガン化していますのでご購入の参考にして頂ければと思います!
Amazon:No70 P90 TR (18歳以上スタンダード電動ガン)
Amazon:東京マルイ No.7 PS90 HC 18歳以上ハイサイクル電動ガン
インドア、アウトドア問わず使える優秀な銃ですが、PDWの強みをより生かせるのはやはりインドアですよね!
つまりどーゆーことかって?
ASOBIBA池袋店に遊びに来てくださいね!!!!
それではまたいつか!4度目があるかは分かりませんが!(フリ)