ホーム > フィールド一覧 > 【イベントレビュー】新製品お披露目!第61回全日本模型ホビーショーに行ってきました!
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エアガンも銃の模型なのだ

最近カレーばっか食べているちよDです。
少し前までは例の流行り病が猛威を振るっていた所為で、こういったリアルイベントの機会は中々ありませんでしたよね。

今回は普段お世話になっている問屋様よりお誘いを頂いたこともあり、第61回全日本模型ホビーショーへウキウキ気分で足を運んできました!

ナニソレ

全日本模型ホビーショーとは、その名の通り日本全国のプラモデルやフィギュア、ラジコン、鉄道模型、ドールなどのメーカーが一同に集い、新製品の発表などを行う、まさにおもちゃ・ホビーの祭典。
エアガンも元を辿ればモデルガン、銃の模型なので例外ではありません。

今回は、ホビーショーに出展されたエアガン・銃関連の商品を紹介していきます!

 

一部の人には馴染み深い場所だよね

今回の会場は「東京ビッグサイト 南ホール」
よく我ら(?)がお世話になっている西ホール・東ホールとは反対側にある展示棟です。

ちなみに写真は試しにパノラマで撮影したらぐにゃぐにゃになった会議棟。

 

マルイとクラウンが今回は出てたよ

今回エアガンメーカーとして出店していたのは東京マルイとクラウンモデルの2社。
どちらももう日本では老舗と呼んで差し支えないメーカーさんです。

マルイは勿論、クラウンもエアコキやリボルバーでお世話になっている方も多いのではないしょうか?
それでは早速見ていきましょう!

 

東京マルイ

■ガスブローバック グロック17 Gen5 MOS

やはり今回の一番の目玉といえばコレ!
静岡ホビーショーでのモックアップ展示、マルフェスオンラインでの紹介を経ての実物公開でした。
今回はただの刻印やセレーション変更にとどまらず、内部にもかなりのバージョンアップが入っているようです。

まずは本体。
パッと見でわかる変更点としてGen5刻印とセレーションの追加、更にマイクロプロサイトがポン付けできる仕様になっています。今までは別売りマウントを介しての搭載だったので、よりスマートなスタイルになりました。
この仕様は光学越しにもサイティングができるハイサイトも欲しくなりますね!

フレーム側のグリップ周りはGen4準拠のドットパターンの滑り止め、付け替え可能なバックストラップを引き継ぎつつ、Gen3、Gen4まであったフィンガーチャンネルを廃した直線的なラインになっています。
実銃のことはあんまり知りませんが、握る場所を強制されるのがヤダみたいな声もあったんでしょうかね。

またこの写真では隠れてますがスライドストップもアンビ化されています。Gen4で実現されたマグリリースボタンの左右入れ替えも併せ、左利きの射手により配慮されたデザインになってます。

更にスライド部は従来の樹脂と違い、カーボン含有素材にすることで強度を高めつつ、より金属感のある見た目となりました!
今回はブローバックユニットも一新されており、より強力なブローバックを実現したのですが、その衝撃に耐える為の変更とのこと。試射ブースもあったため、早速そのブローバックも体験してきました。

マガジンもアップデートが入ってます。
従来型のマガジンの底から長いプラスネジで底板を固定する方式が、横からピンで留める方式に。
ネジの受け分のスペースをガス用に回せるようになったため、容量が20%UPしています。

おまけに新型はBB弾を押し上げるマガジンフォロワーがオレンジ色に変更されています。
これは実銃でもマガジンフォロワー(この場合は銃弾を下から押し上げる底板)の色がオレンジ色で成形されているのに合わせた変更だとか。

色や内部の仕様こそ変わりましたが、上半分の形状は基本従来型と同じなので、東京マルイのどのグロックにも共用可能です。安心して買い間違えてくれ!

 

■次世代電動ガン MP5 A4

個人的に一番驚いたのがコレ。
既に発売されて高評価を得ている次世代MP5に、ついに固定ストックのバリエーションが追加!
すでにVFCのストックとか買ってる人も居るとは思いますが、マルイの次世代MP5は樹脂部分も実物の素材を解析して近づけたとのことなので、そういう意味でもレシーバー部とストック部で統一された素材なのはウレシイですよね。

またストック内部にはスペースがあるため、今回は後方配線とのこと。
つまり今までバッテリーが入っていたフロント部にも余裕ができるということなので、今後のパーツやバリエーション展開が楽しみになりますね。

 

■電動ガンプラス パトリオット+

従来モデルのアップデート的な立ち位置にある電動ガンプラスの第2弾は、ハイサイクルモデルの中でも人気機種だったパトリオット。
今回はハイサイクルでこそなくなったものの、P-90の時と同じく電子トリガー搭載リポバッテリーに正式対応し、レスポンスが高まっているそう。
ハイサイクルの恩恵はフルオートの連射性能もあるのですが、そのモーターの回転スピードによるセミオートのレスポンスにもあったため、今回はそのセミオートのオイシイ部分だけを抽出したイメージですね。

 

■AKM/AKX ベークライトリアルスキンマガジン

一部が待ち望んでいたAKMのベークライトマガジンも展示が!
この茶色いマガジンは実銃においてAK47→AKMへアップデートされた際に設定されたもので、ベークライトという素材で成形された樹脂マガジンの一種。

こんな感じに独特のシワ模様が入っているのが特徴で、今までも個人レベルでは塗装などで頑張って再現する人、実銃マガジンを加工して電動ガン用にする人など、一部に熱狂的なファンが存在するマガジンです。

今回はAKXの付属となっている新規造型のマガジンをベースに塗装で表現されているため、素材自体は金属。
外装だけ樹脂にすればいいのに…なんて声は「熱伝導率」の4文字で黙らせてやりましょう。

 

■VSR-ONE ファントムブルー / ステルスグレー

インドア戦を強く意識したエアコッキングガン、VSR-ONEにカラーバリエーションが。
色はファントムブルー、ステルスグレーの2色。レシーバー部が黒の成形色まんまだった元モデルに比べ、塗装が施されることによって樹脂ながらアルマイトを施したアルミのような質感に変化しているのが特徴です。

見た目の高級感もですが、よりミリタリーユースというかツール的な雰囲気を醸し出しており、装備派のサブウェポンのような使い方が出来そうなのがイイですね。

 

■電動ガンR M4A1R / AK47R

10歳以上用モデルにも力が入ってます。
こちらは14歳以上推奨モデルの新シリーズとして登場予定の電動ガンR。
パワーは10禁、見た目と操作は18禁同様という仕様が特徴で、ガスブローバックハンドガンでもハイキャパRというモデルが販売されています。

外装にはハイダー根元の青いリング以外スタンダード電動ガンと同じものが使われているほか、一般的な乾電池を動力としたBOYSやライトプロに対し、電動ガンRは通常の電動ガンと同じ充電式バッテリーを使用するのも特徴。
要はパワー以外18禁とほぼ同じ仕様なため、取り扱いにある程度の知識が必要とのことで14歳以上推奨となっているそうです。10才以上でも扱う知識があればOKというのは嬉しいところ。

唯一18歳以上用モデルと違う点は、トレーサー・サイレンサーには正式対応していないところ。
今回の電動ガンRは0.12g弾を使用する従来の10歳以上用モデルと違い、0.2g弾を使用することを前提にしています。つまり初速自体はかなり遅くなるため、発射後にバレル先端に追加パーツを付けていると、それがBB弾と干渉する可能性があるからということですね。

それを差し引いてもこのリアルさを10歳以上で手にすることが出来るというのは余りあるメリット!
もう18歳未満だから見た目も廉価版で我慢、なんて時代でもないですからね。

また、インドアのように超接近戦が発生するフィールドで気兼ねなく低パワーで遊べるのも個人的には嬉しいところ。18歳以上でこういった低パワーの銃だけを使って撃ち合うというのも、それはそれで臆せずプレイできるのでオススメですよ。

 

■エアーリボルバー M29 .44マグナム

10歳以上用のエアリボルバーに新製品。
映画「ダーティハリー」でも印象深い、S&Wのリボルバーがモデルアップされました。
今まで東京マルイのこのカテゴリではコルトのパイソンしか出ていなかった為、これで2社が揃う形となりました。

勿論リアルカート。パイソンの.357マグナム弾よりさらに大口径の.44マグナム弾を使用するため、カートも新規造型になってます。

 

■エアーリボルバー SAA.45 シビリアン シルバー

既に発売されたシングルアクションアーミーのシビリアンにもシルバーが。
こちらは以前から情報はありましたが折角なので。
木目調グリップにシルバーボディのリボルバー、個人的には凄く好きな組み合わせです。

 

■リコリコ銃の続報

アニメ「リコリス・リコイル」で登場し、近い外見のストライクウォーリアが瞬く間に市場から姿を消したと言われる伝説を持つ「千束の銃」が正式にコラボモデルとして製品化決定。…というのは既に周知の事実ですが、それが11月に秋葉原で開催される東京マルイフェスティバルにて展示されるとのこと。
ストライクウォーリアとの差異はかなり多岐にわたる為、これは是非チェックしたい所ですね!

 

クラウンモデル

■コルト・マスタング / SIG P238

HIGH RANK AIR COCKING GUN SERIESと銘打たれた10歳以上用シリーズの新作。
実はモックアップは既に2019年の全日本模型ホビーショーの頃に出ていたのですが、そこから遂に近日発売予定となりました!個人的にマスタングはずっと待っていたモデルなので感無量です。

マスタングとP238はどちらも民間の護身用として高い人気を持つモデル。設計も非常に似通っており、言うなればガバメントとGSRのそっくりそのままコンパクト版といった所。
HIGH RANKと言うだけあり、同社の従来モデルよりもかなり精密なディテールとなっており、このサイズの10歳以上用としてはかなりの所有感があるのではないでしょうか。

他メーカーの話になりますが、タナカワークスからもモデルアップされているコルト.380オートという銃がまさしくミニガバメントといった出で立ちですが、マスタングはそのショート版。コンパクト版を更に小さくしたモデルなので、その小ささがうかがい知れますね。

 

■コルト・ウッズマン

こちらは上記シリーズのまだモックアップ段階のモデル。
コルト・ウッズマンと言えばライトノベル「キノの旅」に登場するパースエイダー「森の人」としても有名で、主人公キノが持っているのは左側のマッチターゲット・6インチそのもの。発売されたら51ネイビーと合わせて持ちたい銃です。

 

■D-COCKING GUN モックアップ各種

こちらはクラウン独自のメカニズムとして開発中のD-COCKINGガンシリーズ。
通常のエアコッキングガンとしての発射のほか、コッキングせずトリガー操作だけでの発射も可能という、リボルバーで例えるとシングルアクション・ダブルアクション両対応といったモデルになるようです。

既に今後のバリエーション展開も視野に入れているようで、モックアップとして公開されている3機種以外にも更に3機種が紹介されています。

ちなみに2019年の時は先述のマスタングとP238がこのD-COCKINGガンシリーズとして展示されていたのですが、おそらく途中で設計変更して通常のエアコッキングガンとして仕上げたのでしょう。

 

■MP7

こちらは専用バッテリーで駆動する18歳以上用の電動ガン。発売未定となっているのでまだまだ開発中みたいです。
マルイがレシーバー下に折り畳み式のグリップが付いたA1をモデルアップしたのに対し、こちらはピカティニーレールが配されたA2をモデルアップしています。

仕様はバッテリー無しで重量745g、装弾数156発、可変ホップアップ搭載と書かれているため、実際に発売されたらかなり軽量なゲーム向きウエポンになるかも?

 

■U10 JUNIOR SD ver. / AWM

クラウンを代表するモデルの一つ、スーパーライフルU10のバリエーションも。
U10には10歳以上用の「ジュニア」と18歳以上用の「シニア」が存在するのですが、今回は「ジュニア」にサイレンサーを標準装備したモデル。「SD」はMP5SD6の型番でも使われているSDと同じで、シャルダンファー(消音機)を意味してます。

横のAWMは発売間近の10歳以上用モデル。いわゆるL96です。
AWMはArctic Warfare Magnumの意味で、実銃においては寒冷地かつ高威力弾対応という意味です。
ちなみにマルイがかつてモデルアップしたL96AWSは寒冷地対応サプレッサー内蔵仕様(エアガンではサプ内蔵ではない)。

 

■CM870 SENIOR / M9

こちらも参考出品。
CM870はこれまたクラウンの代表的な10歳以上用ショットガンですが、今回は「シニア」の名の通り18歳以上用。単発発射なので対抗馬としてはマルゼンCA870あたりでしょうか。

M9は既に展開されているスライドストップシリーズの新作でしょうか?
クラウンのスライドストップシリーズは、エアコッキングガンでありながら弾切れ時にコッキングをするとスライドストップが掛かるというリアリティを追求したもの。
ゲームでも地味に嬉しい機能で、弾切れに気付かないまま延々と空撃ちすることを防げるという副次的効果があります。

 

■従来製品の展示も

今までに発売された製品の展示も。
クラウンは特にリボルバー関連、10歳以上用モデルのバリエーションに富んでおり、一味違ったラインナップが楽しめるのが特徴。ブースもマルイのすぐ隣にあるので一緒に見てみよう!

 

やっぱりこういう展示会って楽しいよね

エアガンメーカーとして出店の2社はこんな感じでした!

この後は仕事も忘れて他のメーカーさんの展示を見て回りましたが、プラモデルやフィギュアやRCなど、男の子が大好きそ~なものが沢山展示されているので、一度は見に行ってみることをオススメします!

今回はこの辺で!
皆様の軍拡の助けになれば何よりです!