ホーム > フィールド一覧 > アーチェリーハントフィールド > 【アーチェリーハント】弓道とアーチェリーって何が違うの?

「両方弓矢じゃん」というそもそもの疑問

どうも!ASOBIBA池袋店のじょーです!

普段は銃を使ったサバゲーの施設で働く私たちですが、今回はアーチェリーハントというサバゲーの親戚さんについて疑問に思ったことがあったので調べてみました!

サバゲーはナイフアタックが可能なルールもありますが、基本的にはエアソフトガンというおもちゃの銃のみで戦うアクティビティです。
……が、アーチェリーハントは「弓矢」で戦うアクティビティです。

「弓矢」と聞いて「何それ初めて聞いた」という方は極わずかだと思いますが、逆に「弓矢」と聞いて2つのスポーツを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

そう、「アーチェリー」「弓道」です。

アーチェリーハントと聞くとアーチェリーの弓矢を使うんだろうな、と想像する人が多数かもしれませんが、ではあなたはそのアーチェリーと、日本の古武道である弓道の違いを明確に答えられますか?
僕は答えられません!

ということで、この「アーチェリー」と「弓道」って何が違うの? というそもそもの疑問について、弓矢に焦点を置いて調べてみました!

弓道の特徴

弓道と言えば上のような絵をイメージする方が多いと思います。
日本のアニメや漫画でも取り扱われることが多く、弓道をやっているキャラクターは品行方正だったり、ちょっとお堅いイメージがあるのではないでしょうか。
そういったキャラクターの性格が出やすいのは、私たち日本人自身がそういう印象を弓道に抱いているからに他なりません。

その理由として、弓道は精神を統一して、綺麗な型で的を射抜く武道であり、それが人知れず深層心理に刷り込まれているためでしょう。
というよりも弓道の他に剣道や空手、居合などの日本の伝統的古武道には、そういう印象を抱く方が多いのではないでしょうか。獣道というやつですね。

ちなみに弓道の弓は昔から特に何も変わらず発達しておらず、相当な集中力と高度な技術が習熟しなければなかなか的を射抜くことができないため、日本の武道でよく言われる「正しい型」を極めることが大切です。

次に弓道で使う長い弓(和弓)は、実は上が長くて下が短い上下非対称なのです。
そして下から3分の1程度のところを握ります。これは弓の反動をもっとも抑えられる理想の位置であるそうです。

つまりこの先に貼った簡略化されたイラストは間違いということです。正確には、

このようなイラストが弓道を表した最適なイラストなのです。これが一番驚きました(笑)

そして弓道の動画などを見てみると、アニメや漫画の世界のアクションのようにすぐに引き絞って放つ、ということはないのが分かります。選手は全員、持ち時間いっぱいを使って精神を統一して放ちます。

これはいかに弓道が難しいかを表している部分ではないでしょうか。

和弓では矢が弓の右側につがえて、弓の右を通って飛んでいきます。
しかし弦を耳の後ろまで引くため、そこから弦がまっすぐ真ん中を通ると、弦で顔や胸部を思いきり打つことになります。
そのため弓道の弓は弦が右側を通る構造になっており、素人が矢を飛ばそうとすると、矢はまっすぐ飛ばずに右方向に逸れてしまいます
これを左手の弓の握り方を上達させたり、右腕をひねるということを覚えてようやくまっすぐ飛ぶようになります。
そして型を覚え、狙った的に放つことができるようになるまで、3年以上かかるのだそうです。
一朝一夕でできることではにですね、さすが名人たちです。これを聞くといかに那須与一がすごかったかが分かる(_ _).。o○

ちなみに弓道をやっている人が付けているコレ。

僕は戦国時代の合戦の時とかに使う鎧や甲冑を身軽にしたものだと思っていましたが、弓道で使用する意味がちゃんとあるのです!
弓矢の弦を引き、放つ時に、弦が通る道筋は頭の後ろから元の位置までです。
この場合特に女性だと胸に弦が当たって痛めてしまうためにこの胸当てをする、というちゃんとした理由があったのです!
昔から変わらないこの風貌は、何でも理由があるということですね。

アーチェリーの特徴

次にアーチェリーですが、上の絵を見ると弓道との違いがよく分かると思います。
アーチェリーでは洋弓を使いますが、和弓と違って上下対称な長さである上に、より命中精度を上げるために様々な補助器具が付いています

胸当てが女性が基本的に使う弓道と違い、アーチェリーはどの選手も着用します。
これは弦を引く長さが弓矢に比べて短く、顎付近まで持ってきて発射するためです。アーチェリーの試合やニュースで、発車直前に選手の顔がアップになった時に顎に弦が密着している、という光景を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
補助器具があるからこそ、和弓ほど引き絞る必要がないということですね。

そして発射の際の軌道ですが、アーチェリーでは矢は弓の左側につがえます。しかし洋弓の中心にある矢の通り道の部分は、矢が通るように凹んでおり、弦がまっすぐ弓の中心を通ります
和弓と違って長く引く必要がないため、顔や胸部に当たる心配もありません。

和弓のように放つコツが多いわけではないため、アーチェリーなら初心者が弓を引いても矢は比較的ちゃんとまっすぐ飛びます。

アーチェリーハントはどっち?

さて、ここまで双方の特徴を挙げましたが、結果的にはアーチェリーハントはどっちなの? という話です。

アーチェリーハントの弓矢はアーチェリーの弓矢寄りです!

いや、まぁ競技名的に察するところなのですが……とにかくお伝えしたいのは、初心者でも簡単に弓矢を扱うことができて、ドッジボールの形式で遊ぶのがアーチェリーハントですよということです!
アーチェリーハントは痛みもそんなにないので、新歓などの交流会でも笑いながら楽しめるのですぐに初めましての人とも仲良くなれるアクティビティだと思います☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ということで、そんなアーチェリーハントのご予約はこちらから!!