ホーム > ASOBIBA lite > 世紀末サバゲーでヒャッハー!? 勝敗ではなく「世界観」を楽しむ「MADサバ」ってなに?
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サバゲーは、エアガンで撃ち合って勝敗を決めるだけ、そんなイメージを持っている方も多いと思います。もちろん基本的なルールとしてはそれが主流ではありますが、サバゲーの楽しみ方はそれだけではありません。

本コーナー「ASOBIBA lite」では、サバゲー初心者の方々に向けて「サバゲーの多様な楽しみ方をご紹介する」べく記事を連載しています。

さて、今回お話をお伺いしたのは、「MADサバ」を主宰するSATOMIC(サトミック)さん。世紀末をイメージした「世界観を楽しむ」イベントを実施されているということで、取材を申し込んだところご快諾いただきました。

実際に参加したことのない我々取材班は、イメージを膨らませるために取材前にお写真をいただくことにしました。

>> 送られてきたSATOMICさんのMADサバでのお写真

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果たして、取材班は無事に生きて帰ってこれるのでしょうか……?

(実際はとても気さくな方でした)

■Q1.「MADサバ」って、なんですか

「文明が崩壊した後の終末世界」をテーマに、世界観を体現できるゲームであり、交流の場でもあります。「人とつながり、進化するイベント」をコンセプトに開催しています。

次回で第7回目となりますが、すでに100名以上の申し込みがあります。参加者の方々と一緒に作っていくイベントのため、どんな終末世界が繰り広げられるか運営側としても今からとても楽しみです。

●これまでの主な開催実績
・2015年11月7日世紀末テーマの貸し切りサバゲーとして初回開催。
・2017年4月2日 MADサバ5 関西侵略として和歌山県バトルランド-1にて開催
・2017年5月14日 MADサバ6「脱サバゲー」を謳い、より世界観を楽しむことを趣旨とした世紀末RPG路線として開催。130人が集まる規模に。

■Q2.「MADサバ」を始めたきっかけを教えてください。

私がサバゲーを始めたのは、昨今のサバゲーブームとは程遠い、10年以上前のことでした。出身は岐阜なのですが、近所のおもちゃ屋でエアーコッキングガンを買ったのをきっかけに、友人の敷地内でいわゆるギブアップ制の撃ち合いをしていました。

その後、岐阜のサバゲーマーが集まるインターネットの掲示板で仲良くなった方々とサバゲーをするようになり、サバゲーの面白さにのめり込んでいきました。SNSのない時代だったので、貴重な情報源でしたね。

その後上京し、恩師でもありサバゲー好きな3DCG映像監督「笹原和也」氏(CAT SHIT ONE等を制作)の貸切サバゲーに通い、クリエイティブな方々と遊ぶようになりました。その前からゲームや映画などの影響で「世紀末衣装」を作っていたのですが、その貸切サバゲーで思い切って着てプレイをしたら思いのほか楽しくなり、そうしたなかで仲間が増えて、今の「MADサバ」開催に至ります。

■Q3.ふつうのサバゲーと、「MADサバ」の大きな違いとは?

●脱サバゲー
いわゆるゲーム数を回して一回ごとに勝ち負けの存在する一般的なサバゲーとは違い、「世界観を体験する中の“演出の一部“として“エアガンによる撃ち合い”が様々な形で存在する」のが、MADサバです。

通常のサバゲーの場合は、ゲームエリアとセーフティエリアが分かれており、ゲームが終わったらセーフティで休憩、というサイクルで進行されると思います。

一方、「MADサバ」の場合は、「すべてがゲームエリア内で完結」します。たとえば、そのなかには街があり、そこで生活や商売をする人々がいたりします。そうしたなかで、突然決闘が始まることもあれば、何か事件が起きることもある。もちろんサバゲーのルールも適用されているため、撃たれたら一度死ぬことにはなるのですが、スタート地点に戻ってすぐ復活ができますし、復活したら街で使えるお金(MADサバでのみ使用できるもの)をもらえたりします。

大きな2つの勢力間で起こる戦争をメインストーリーとしながら、街での経済活動、事件、闘技場など、様々な場面が区切られることなく存在し、それを体験することができるのが、「MADサバ」の世界観であり醍醐味となっています。

●近接武器の使用可
MADサバでは独自のレギュレーションに沿った形で、「格闘武器」の使用を認めています。数ある世紀末テーマのゲームや映画などで、銃だけでなく格闘武器は生き抜くうえで重要なアイテムの一つです。

たとえば、剣、斧、投擲(とうてき)武器、ヌンチャクなど(すべてスポンジ製のもの)。ほかには盾などもOKです。過去の戦闘では、ショットガンvs盾の決闘で、最終的にショットガン側が弾切れとなり、盾プレイヤーが接近戦で勝利するといったアツイ展開もありました。

●とにかく楽しい
体験してみたらわかります!回を重ねるごとにイベント内容を進化させており、参加する皆とより世紀末世界を共有し、楽しくすることを心がけています。

運営陣も参加者も一体となって世紀末を演出するという、オトナの本気の遊びです。参加者の方々もクリエイティブな方々が多いので、それぞれの衣装や武器への気合の入り方はもちろん、ゲーム性をもった演出など、運営側の我々にも思いもよらない展開があったりするので、楽しませてもらっているという側面もあります。

■Q4.「MADサバ」の具体的な楽しみ方をいくつか教えてください。

●ゲームルールについて
“貸切サバゲー時代”は複雑な特殊ゲームで遊んでいましたが、最近MADサバは「参加者の皆さんが自由にその世界観を楽しむ」為に、よりシンプルなルール設定にしています。

自由度が高い、という例で言うと、気分によって勢力の脱退や寝返りが可能だったり、戦いに疲れたら街で買い物をしたり、遊んだりすることもできます。

蛮族や軍隊など、世紀末の世界にも様々な勢力があり、好みや気分によってそれぞれの楽しみ方ができます。

●衣装について
「世紀末の世界観がテーマであること」が前提ですが、独自の安全規約にのっとったうえで自由な発想で皆さん衣装を準備されています。

このあたりは、「オシャレ」するという感覚に近い部分があるかもしれません。それぞれのイメージした「世紀末衣装」がどんなものかを見るのも、MADサバの楽しみの1つですね。

・いろんな方向性の世紀末衣装の方々

■Q5.うーん、楽しそう…!!
それでは最後に、次回「MADサバ」の予告を世紀末風にお願いします!

時は世紀末――。

そこは文明が崩壊した後の、終末世界。

軍閥との抗争に敗残した蛮族『レッドトライブス』は、力を取り戻すべく村々を襲いながら荒野を彷徨っていた。

新たな標的は、“自治隊”の統治する街・ユニオンタウン。

そのあたり一帯は勇猛な女性を筆頭とした『ホワイトクイーンズ』の牛耳る地域だ。

暴力的な二勢力の争いをよそに、街の中では今夜も世紀末の生活が繰り広げられる――。

さて、あなたはどちらの勢力からスタートする?

開催概要
・開催日:2017年11月18日(土)~19日(日)
・開催場所:ユニオンベース
・参加費:6000円
・参加締め切り:11月13日(月)
・アクセス情報:京成酒々井駅からの無料送迎あり!
・主催:BRAIN MIXER ENTERTAINMENT

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●関連リンク
MADサバ 公式ホームページ
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