リボルバーで有名なあの会社……!
みなさんおはようございますこんにちはこんばんは。じょーです♪( ´θ`)ノ
最新映えスポットで撮ってみました!陰影が良き( ˙-˙ )
さぁ、みなさんはサバゲーで使用できるエアソフトガンの豆知識をどれくらいご存知ですか?という記事です。
その他の銃はこちらからご覧くださいまし!
今回はリボルバーで有名なあの会社の銃をご紹介!!
S&Wシリーズ
何の略?というところからだと思いますが、スミス&ウェッソン(Smith&Wesson)を略した名称です!
設立は1852年、ホーレス・スミス(Horace Smith)とダニエル・ベアード・ウェッソン(Daniel Baird Wesson)の2名によるもので、アメリカ合衆国の中でも最大の銃器メーカーとして広く知られています。
設立された当初は財政難でしたが、さらに2名が独立した直後の1856年は南北戦争による銃器の特需があったため、経営は順風満帆でした。
回転式拳銃(リボルバー)を中心に手掛けるようになったのは、元コルト社従業員ロリン・ホワイトから貫通型シリンダーを使用したリボルバーの特許の工業権を得たからでもあります。
当時新しい規格のリボルバーを製造したことにより、スロースターターながらも結果的にヒットしました。
その後親子間の社内紛争や第二次世界大戦の煽りから銃器反対運動などによる経営難を経て、20世紀中頃からは自動拳銃(いわゆるM&Pなど)の販売も本格的に始めて市場規模を拡大しました。
そんなS&Wですが、実は今この「会社」は存在していません。現在の社名はアメリカン・アウトドア・ブランズ(American Outdoor Brands)へと変更されています。ただしS&Wというブランド名のみは残されています。
そんなS&Wですが、何と言っても代表的な銃はリボルバーでしょう。
そしてリボルバーと言えばS&Wとコルト社が挙げられます。
しかし同じリボルバーなのに、S&Wのリボルバーとコルトのリボルバーって何が違うのか、と思ったことはありませんか?
先にも述べた通り、S&Wはコルトの要素がゼロではありません。しかしその銃器の構造自体には大きな違いが2つあります。
今回はたまたまじょーがコルトパイソン、まもるさんがS&Wを持っていたため、実演して違いを見せます。
まずは1つ目、コルト社のリボルバーですが、こちらはハンマーを起こした際のシリンダーの回転方向が時計回りの右回りです。
対してS&Wのリボルバーは反時計回りの左回りに動きます。
そのためシリンダーに入っている溝がそれぞれ反対向きになっています。
そしてもう1つの特徴は、シリンダーをスイングアウトさせる際のレバーの操作がコルトは引くのに対して
S&Wは押すことでスイングアウトさせられます。
パッと見だとどちらか分からないことが多いと思いますが、この違いを見るだけでどっちの会社の銃か判別ができるようになります!ぜひとも試してみてください( ´ ▽ ` )
ではでは、S&Wのハンドガンのラインナップを見てみましょう!
今回も種類がたくさんあるので、実銃よりもそのエアガンのご紹介をメインにします!
今回は東京マルイさんから販売されている銃の他、様々なメーカーから販売されている銃を挙げます。
あくまでも一例ですので、これはないの?などはなしでお願いします……(笑)
■ガスブローバック
M&P9(東京マルイ)
M&P9 Vカスタム(東京マルイ)
M&P9L PCポーテッド(東京マルイ)
SW40 シグマ(ウェスタン・アームズ)
■ガスリボルバー
M10(タナカ)
M19 / M66(タナカ)
スマイソン(タナカ)
M29 / M629(タナカ)
M36 / M37 / M360(タナカ)
M49(タナカ)
M500(タナカ)
では何の違いがあるのかひとつずつ見ていきましょー!(時系列ではなく、自動拳銃、リボルバーの順番に紹介していきます)
※以下の商品画像はAmazonより引用しています。
M&P9
Amazon:東京マルイ S&W M&P 9 18歳以上ガスブローバック
よくミリポリと呼ばれるこの銃の正式名称は「Military and Police(軍と警察)」です。その名の通り法執行機関で使用されることを目的とした自動拳銃です。
形状はGLOCKに非常に似ていますが、アンビサムセーフティ(握った時に親指の付け根付近に位置する左右対称のセーフティ)が付いています。ちなみに実銃ではサムセーフティの有無も選択できるようになっています。
また、グリップを好みの大きさに変更できるため、手の大きさに合ったものにカスタムできます。アンダーレイルも付いているので、ライトも搭載可能な優れ物です。
ミリポリということで、作品では映画「キャプテン・アメリカ」や映画「アベンジャーズ」、アニメ「コップクラフト」など、アメリカ警察のキャラクターが出てくる作品で使用されることが多いようです。
M&P9 Vカスタム
Amazon:東京マルイ S&W M&P 9 V CUSTOM 18歳以上ガスブローバック
基本的な形状は従来のM&P9と大差ないですが、色がフラット・ダークアース(FDE)であることの他、大きな違いとして大型のリアサイトが搭載されています。
明るい場所で視認しやすい「集光」タイプのドットが上に、暗い場所で蓄えていた光を放つことで見えやすくなる「蓄光」タイプのドットが下に、つまりリアサイト内に縦に並んでいます。これにより場面に合わせてサイトが変化してくれるのです!
M&P9L PCポーテッド
Amazon:東京マルイ(TOKYO MARUI) S&W M&P 9L PCポーテッド 18歳以上ガスブローバック
上記2つのM&Pとはスライドの形が大きく異なります。
リアサイトが高くなったため覗き込みやすくなり、さらにスライド後部には別売りながらマイクロプロサイトを装着できる土台があり、ライトだけでなくカスタムの幅がより広がりました。
また、トリガーストップが搭載されており、銃が発射する引き代部分で引き金が止まる仕様になっています。
SW40 シグマ
なーんか見覚えあるな……という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、この銃GLOCK17と非常に似通っているのです!どれくらい似ているかといえば、GLOCK社に告訴されて生産中止になってしまうくらい似ているのです……。
リニューアルされてから現在まで、ひっそりと一部のアメリカ警察が採用しています。
安全装置の位置まで、ほんとそっくり……。
作品ではゲーム「サイレントヒル」で主人公が使う武器の「ハンドガン」がシグマです。また、小説版の「コップクラフト4」にて登場します。コップクラフトについてはこちらでご紹介しています!
M10(Kフレーム)
ここからはリボルバーのご紹介になりますが、エアガンとしては大きさ以外に大差はありません。
まず、S&Wが自社製拳銃をナンバーで統一した際に、最も若い番号で名付けられたのがM10です。
Kフレームというのは、銃のフレームの大きさを示しており、順番に小さい規格からJ、K、N、Xとなっています。
溝型のリアサイトが特徴で、弾薬は.38スペシャル弾を使用し、日本警察がニューナンブを導入する以前に多く使われていた銃でした。
作品では映画「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で多く出てきたり、特撮の「仮面ライダークウガ」、「仮面ライダー龍騎」、「仮面ライダー555」などで、刑事が多く使っています。一部の日本警察で今もなお使用されていることが理由かと思われます。
M19 / M66(Kフレーム)
Amazon:タナカ S&W M19 4インチ コンバット マグナム ヘビーウェイト 18歳以上ガスリボルバー
おそらくS&Wのリボルバーで1番イメージが強く、代表的なリボルバーがこのM19かと思われます(シルバーモデルとしてM66も存在)。
M19という製品名に変わる前は「コンバットマグナム」という名前で親しまれていました。.357マグナム弾を使用するため、大きさの割にはかなりの高威力な銃となります。
この銃を語る上で外せないのは、やはりモンキー・パンチ先生の漫画「ルパン三世」ではないでしょうか。
主人公ルパンの相棒、次元大介の持つ4インチモデルのM19に憧れた方は多いと思われます。
マグナムリボルバーの代名詞とも言える銃なだけあり、他にも走るゾンビで有名な映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」や映画「バトル・ロワイアル」、ゲーム「メタルギアソリッド ピースウォーカー」など、幅広いジャンルで登場します。
スマイソン(Kフレーム)
Amazon:スマイソン 6インチ ニールタイプグリップ ガスリボルバー
1丁だけ異質な名称であるスマイソンは、精度が高いとされたコルト・パイソンのバレルと、信頼性の高いS&W M19のフレームをそれぞれ組み合わせたカスタムリボルバーなのです。リボルバーの2大巨塔であるコルト社とS&W社のイイトコどりのような銃ですね!
弾はパイソンと同じ.357マグナム弾を使用しますし、どうしても色合い的にコルトパイソンに見えてしまいますが、実際は半分コしているのです。車で言うとシルエイティみたいなやつです。
基本的には個人がガンスミスに依頼して制作するもので、製品として制作されたものはデイビス社のものしか存在しません。いわば魔改造品と言うべき存在で、本来なら適合しないパーツ同士に後加工を施して組み合わせているため、言う程の性能は無かったとか…
M29 / M629(Nフレーム)
Amazon:クラウンモデル ホップアップエアリボルバー No.2 S&W M29 6インチ ブラック 10歳以上エアーソフトガン
前述までのリボルバーよりは少し大きめなNフレームのリボルバーがM29です(シルバーモデルはM629と呼称されます)。
フレームが大きい分火力も増し、銃弾も.44マグナム弾が使われています。
この.44マグナム弾はM19が発売した1956年から40年近くにわたって、量産された中では世界最強の拳銃弾として君臨していました。
この銃を有名にさせたのは何と言っても映画「ダーティハリー」という刑事モノの映画です。
クリント・イーストウッド演じる主人公ハリー・キャラハンの愛銃として6.5インチモデルが登場。世界最強の拳銃というイメージを根付かせ、ベストセラーへと導きました。
その後、より強力な.454カスール弾を使用するスタームルガー社のスーパーレッドホークや、.50AE弾を使用するデザートイーグルMark.Ⅶが登場し、世界最強の座こそ譲りましたが、今も尚ケタ外れのパワーを持つリボルバーとして高い人気を誇っています。
M36 / M37 / M360(Jフレーム)
Amazon:タナカ S&W M36 2インチHW Ver.2 18歳以上ガスリボルバー
日本の警察官の多くが所持している「ニューナンブ」というリボルバーを製造する際、大きな参考資料として使われたのがこのM36です。
最小フレームであるJフレームを使用するこの銃は.38スペシャル弾を使用します。
最大の特徴はその大きさですが、これだけ小さくできたのは弾倉を6発が主だった所から1発減らして5発式とすることからでした。非番時の警察官が携行するのに良かったんだとか。
ちなみに愛称は警察官に公募した結果「チーフスペシャル」と呼ばれるようになりました。
バリエーションも豊富で、フレームの素材をスチールからアルミニウムに変更して軽量化したシルバーモデルのM37、ステンレス鋼を使用し後に.357マグナム弾が使用可能となったM60のほか、後年発売されるM360では更に軽量でありながら.357マグナム弾も使用可能となる等、時代とともに進化していったリボルバーでもあります。
作品ではドラマ「相棒」や漫画「亜人」などで警察が多く所持していますが、映画「ゴルゴ13」の主人公ゴルゴが携帯していることが非常に多いです。ポケットなどに入る小さな拳銃だからこそ、隠し持つのに最適なのでしょう。
M49(Jフレーム)
Amazon:タナカ S&W M49 Early HW (18歳以上ガスリボルバー)
もう1つのJフレームであるM49は、何と言っても特徴的なのがポケットなどに忍ばせるために横から見るといなくなってしまったハンマーです。ハンマーの両サイドをフレームが覆い、衣服に突っかかりにくくなったことで、より胸ポケットに入れるのに向いた仕様になりました。
M49の前身であるM38は、ボディガードという製品名で、そのスチール版がM49です。
こちらも38口径弾を使用しますが、M649(ステンレスモデル)では.357マグナム弾も使用できるようになりました。
ゲーム「バイオハザードRE:2」でクレア・レッドフィールドが使うハンドガン「SLS 60」がこのM49です。
M500(Xフレーム)
Amazon:タナカ S&W M500 10.5inch Stainless Version2 Gas Gun 18歳以上ガスリボルバー
本記事冒頭で僕が握っているのがこのM500です。
何と言ってもその大きさ!サブマシンガンと同じくらいの全長がある気がしますが、その重量もなかなかのものです。ハンドガンなのに2kg前後もあるのです……。
前述したシグマなどで失敗をしたことで、S&Wのブランド力を回復させるようとしました。その時、世界最強の拳銃弾を使用するリボルバーとして地位を確立させたM29に倣い、「新しい世界最強の拳銃弾」を使用するリボルバーとして開発されました。
新たな「.500S&W マグナム」という弾は、.44マグナム弾どころかデザートイーグルなどに使用する.50AEすらもしのぐ威力でした。
1番大きなXフレームを使っているため、グリップなども大きいですが、サブマシンガンなどと違ってグリップのみで支えなければならないため、冒頭の写真を撮る時も割と手がプルプルしていました(笑)
ゲーム「バイオハザード」シリーズや、ゲーム「デビルメイクライ4」、ゲーム「ペルソナ3」など、その高威力とどデカイデザインで迫力をつけるためにファンタジックな作品に多く登場しました。
自動拳銃も回転式拳銃もそれぞれに個性があるのです……
意外と特徴もあるんですよね。各特徴をまとめると……
■M&P9……アンビサムセーフティとアンダーレイルが付いたM&Pの元祖。
■M&P9 Vカスタム……集光・蓄光両用のサイトを搭載。
■M&P9L PCポーテッド……ロングスライドかつ、マイクロサイトが搭載可能。
■SW40 シグマ……GLOCKのパチモンに酷似したモデル。
■M10……スタンダードな38口径のリボルバー。
■M19 / M66…….357マグナム弾を使うS&Wの代表的なマグナムリボルバー。
■スマイソン……S&Wとコルトのリボルバーを組み合わせた魔改造銃。
■M29 / M629…….44マグナム弾を使用する大型リボルバー。
■M36 / M37 / M360……日本警察が使用するニューナンブの元となった軽量モデル。
■M49……ハンマーが隠れた隠密・私服警官向け。
■M500(Xフレーム)……S&Wのリボルバーで1番大きい、2019年現在世界最強のリボルバー。
といったところです!
ASOBIBAにはかつて、M&Pを愛して止まない男がいました……彼の愛が溢れた記事はこちら!
リボルバーと言えば、ゲーム「バイオハザード4」などで出てくる「マグナム」という武器がその形状をしていることが多いですね。
しかし、実は「マグナム」という名前の銃は存在しないのです!
マグナムはあくまでも「弾の名前」であり、ゲームなどで出てくるマグナムという武器は「マグナム弾を発射できる銃」というだけで、他にも正式名称があるのです。
なのでエアソフトガンを買う際に「マグナムってありますか?」と店員さんに聞くと、おそらくポカンとされるのでお気をつけください!
それでは次回の記事もお楽しみに!!!