ライフルとかマシンガンとか、多すぎてうろ覚えかも……
みなさんおはようございますこんにちはこんばんは。じょーです٩( ᐛ )و
エアソフトガンには映画やゲームでも有名な銃がたくさんあります。
特にハンドガンは比較的お値段も手頃で、屋台に10禁銃が売っていたりと割と身近な物だと思います。
しかし!ライフルやマシンガン、ショットガンなど、いわゆる長物というのは、なかなか手を出しづらいなとか、どれが何なのかよくわからないと感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで、この長物の種類や特徴、歴史を分かりやすくまとめてみようというのがこの記事です!
アルファベットや数字が何を示しているのか、意外と知らないこともあるかもしれません。
これを機に長物を知って、ゆくゆくは手を出していっちゃいましょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ちなみに長物の第1弾はわかが書いたvector記事です!
そして第2弾はこちら!!
M4シリーズ
なんだかんだよく聞く「M4」という言葉。
僕はM4を持っていないのですが、そんな僕からするとM4を見ただけでどの種類の物か分かる人はすごいなという印象を持っています。
M4は種類が多い!それだけははっきり分かる!
■M4に至るまで
ではそもそもM4とは何?というところから触れていきましょう。
M4は略称で、この銃の系譜を正確には「M4カービン」と言います。
カービンとはライフルの中でも全長を短め(全長約80cm以下)にした銃のことを指します。
本来は騎兵用小銃という馬に乗りながら取り回しをしやすい小銃のことでした。
M4の歴史を遡ると、その始祖には「AR-15」という銃があります。
アーマライト社のユージン・ストーナーが設計したこの銃がアメリカ軍に採用された際、「M16」の名前を与えられました。
そこから作動性を改善したM16A1、3点バーストを搭載しハンドガードの形状を変えたM16A2、A2をフルオート化したM16A3と改良を施されていくのですが、このM16A2を短縮し、伸縮ストックとピカティニーレール付きのレシーバーを搭載したモデルがM4カービンとして採用され、更にフルオート化されたM4A1カービンが登場したという訳です。
ちなみにAR-15のARはアサルトライフルの意味ではなく、社名であるアーマライト(ArmaLite)から来ています。M16・M4等は主に軍でしか使われない名前のため、民間ではこちらの名前の方が通りが良く、各社から販売されているM4と同一の操作系を持つライフルをAR-15系、AR-15クローンと呼ぶこともあります。
要は軍用はM16・M4、セミオートオンリーの民間用はAR-15と覚えればおおむねオッケーです。
■アルファベットや数字の意味
では「M」と「4」「16」、「A1」とか「A2」って何?というところですが、
「M」は軍が制式採用したという意味のほか、単純に「モデル」という意味としても使われます。民間でもこのアルファベットの付けられている銃は多いですよね。
そして「4」や「16」という番号は、「そのカテゴリの中で制式化された順番」を示しています。
何故M16よりも後に出てきた筈なのにM4と呼ばれるのかについてですが、これはM16はライフルの中で16番目に制式化されたことに対し、M4はカービンライフルの中で4番目に制式化されたことによるものです。
お尻についている「A1」などは、その兵器の改良回数を指しています。これは割とどの銃でもよくつけられる名称です。
知れば知るほど納得する名前たちですね!
東京マルイが販売しているM4系は?
その知名度、扱いやすさゆえに、M4は多くのエアソフトガンメーカーからモデルアップされています。
無尽蔵とも言えるバリエーションを持つため、今回は東京マルイ製、その中でも代表的なモデルに絞ってそれぞれの特徴をご紹介していきます!
コルト M4A1カービン
Amazon:No4 M4A1カービン (18歳以上次世代電動ガン)
M4系の中でもっともスタンダードなモデルが、このM4A1カービンです。
レシーバー上部にはピカティニーレールが標準装備されており、最初から取り付けられているキャリングハンドルを取り外すことで、各種光学サイトなどが取付可能になっています。
その他カスタムパーツも豊富で、ストックやグリップ、ハンドガード等、原型を留めない程にイジり倒せるのも魅力。
ちなみに、M4カービンの標準的な長さである14.5インチのバレルは、使用している5.56mm弾が十分な威力を保てる最低限の長さとされているそうです。
漫画原作でアニメ化も実写映画化もされた「亜人」では、佐藤さんがM4A1を使っています。軍用であり元軍人である佐藤さんが使い慣れているのは納得ですね。
また、「暗殺教室」では生徒たちがエアガンでM4を多く使っています。使いやすさと同時に銃と言われて思い浮かべやすいライフルゆえに、描かれやすいのかもしれません。
次世代電動ガンのほか、スタンダード電動、ガスブローバックガンとしても販売されているので、予算やお好みに合わせて選びましょう!
SOPMOD M4 / M4 MWS / M4A1 リスバージョン
Amazon:東京マルイ No.3 SOPMOD M4 18歳以上次世代電動ガン
SOPMODとは「Special Operations Peculiar MODification(特殊作戦専用改修)」の略で、米軍の特殊部隊員向けに、オプションパーツ類を好みや任務に合わせて選べるようにしたシステムのことです。
ナイツ製のレールハンドガードを装着したM4A1をベースに、あらかじめ選定されたパーツ類から選ぶようになっています。
東京マルイの次世代SOPMOD M4はストック内に専用形状のバッテリーを収めるようになっています。
このストックは通称クレーンストックと呼ばれ、実銃においても様々なバッテリーを収納できるようになっているのが特徴です。
SOPMOD M4のガスブローバック版とも言えるのが「M4A1 MWS」。
迫力のブローバックが楽しめるほか、バッテリーを収納する必要がないためストック、グリップの交換が気軽に出来るのが魅力です。
Amazon:東京マルイ M4A1 MWS 18歳以上 ガスブローバックマシンガン
ちなみにMWSは「Moduler Weapon System」の略。マルイオリジナルの名称ではなく、SOPMODシステムがまだ特殊部隊にしか行き渡っていなかった頃に、コルト社が一般兵士のM4を更新する為に提案したモデルの名前です。
実際のところはM4にナイツ製のレールを取り付けただけという「ぶっちゃけSOPMODじゃんコレ」というものだった為、結局は今使っているM4にSOPMOD同様レールを後付けする形でお流れになったエピソードも…まあ要はSOPMODとほぼ同じ銃です。
また、スタンダード電動の「M4A1 リスバージョン」に搭載されている、PEQと呼ばれるレーザーサイト(を模したバッテリーケース)、フォアグリップも実際のSOPMODシステムに含まれているオプションパーツ。
これもSOPMOD M4の一種と言えます。
Amazon:No62 コルトM4A1 R.I.S.Ver. (18歳以上スタンダード電動ガン)
CQB-R / Mk18 Mod.1
Amazon:No8 CQB-R (ブラック) (18歳以上次世代電動ガン)
アメリカ海軍特殊部隊の要請を受け、M4A1カービンをベースに「Close Quarter Battle Receiver(近接戦闘用レシーバー)」と呼ばれる10.3インチの短いバレルを搭載したアッパーレシーバーに交換したモデルです。
その名前の通り狭い空間での近接戦闘を強く意識しており、現状存在する軍用M4の中では最も短いものとされています。
次世代CQB-Rは先述のSOPMODをそのまま短くしただけでなく、VLTOR(ヴォルター)社製を模したバッテリー収納ストック、フォアグリップが標準装備されています。次世代特有の高性能さもあり、アウトドア・インドアどちらでも扱いやすい一丁ではないでしょうか。
また、これのガスブローバック版とも言えるのが「CQBR Block1」。
こちらはMWS同様のブローバックユニットに、クレーンストックとフォアグリップを標準装備しています。
Amazon:東京マルイ CQBR BLOCK1 (18歳以上ガスブローバックマシンガン)
上記のCQB-Rを更に発展させたものが「Mk18 Mod.1」。
Amazon:東京マルイ No.26 Mk18 Mod.1 18歳以上次世代電動ガン
主に海軍特殊部隊SEALsを中心に使用されている仕様で、バレル長はそのままに、それまでのナイツ製レールよりも取り付け箇所の長くなったダニエルディフェンス製のレール、折り畳み式のアイアンサイトを装備し、よりカスタマイズがしやすくなっているのが特徴です。
コルト M16A1
Amazon:No65 コルトM16A1 ベトナムver. (18歳以上スタンダード電動ガン)
今回紹介する中では最も古い時代の銃です。「ベトナムバージョン」と銘打たれている通り、1975年まで続いたベトナム戦争当時の姿を再現しています。ある年代以上の方であれば「M16」といえばこの姿を思い浮かべるのではないでしょうか。
着脱不可なキャリングハンドルや固定ストック、三角形のハンドガード等、今でこそクラシカルな外観ですが、当時としては最先端の銃でした。
それまで制式採用されていたライフル、M14は高い威力と長射程を持った銃でしたが、ベトナムのジャングルの中では視界も利かず、長い銃身は邪魔になり、木製のストックは高い湿度で変形してしまう等、その性能を活かしきることが出来ませんでした。
そこで急遽採用されたM16はコンパクト(当時はこれでもライフルとしては十分短かった)で、湿気で変形しない樹脂製のパーツを多用し、小口径の5.56mm弾にすることで特に接近戦時のフルオート制御が容易になった為、瞬く間に前線の兵士たちへ行き渡ることとなりました。
電動ガンとしても古くから存在するモデルですが、内部のメカボックスは今でも広く使われ続けるVer.2を搭載しており、現在生産されているスタンダード電動ガンとも何ら遜色ない性能を持っています。
コルト M16A2
Amazon:No54 コルトM16 A2 (18歳以上スタンダード電動ガン)
上記のM16A1を発展させたものが、このM16A2です。実銃ではある時期、M16に使用している5.56mm弾そのものに改良が入り、その新弾薬に合わせて銃の設計を変更することとなりました。
A1との違いは意外にも多く、見て分かるだけでも筒状のハンドガード、僅かに長くなったストック、ダイヤル調整式のリアサイト、鳥かご(バードケージ)型のフラッシュハイダーを装備した太いバレルなど、より実戦的な改良を施されています。
実際のM16A2は「お前らフルオート撃ちすぎだから今度は3点バーストにして弾薬節約させるわ…」とセミ/3点バーストの切り替え式になっていますが、電動ガンではセミ/フルオートの切り替え式です。
あれ? これってM16A3…(実際には特殊部隊向けにフルオートを搭載したM16A2が開発され、後にM16A3の名前を与えられました)
この銃をベースにバレルを大幅に短縮、レールと伸縮ストックを標準装備したものがM4カービンとして採用されることとなります。
コルト M733コマンド / M933コマンド
Amazon:No75 コルト M733 コマンド (18歳以上スタンダード電動ガン)
「バレルを短くして取り回しを良くする」という発想自体は、M4カービンが採用されるずっと前、それこそM16の時代から存在していました。長距離の偵察や閉所での戦闘をする特殊部隊のほか、戦車や航空機の乗員などは通常のライフルでは長すぎて車両内に持ち込めなかった為です。
コルト・コマンドーはそういった需要を受けて開発されたカービンライフルの一種で、このM733はM16A2をベースにサブマシンガン並みのサイズまで短縮したモデルです。かつては陸軍特殊部隊デルタフォースや、SEALs等でも使用されていました。
このM733をM4カービン同様にピカティニーレール付きのレシーバーにしたものが「M933」です。
Amazon:No89 M933コマンド (18歳以上スタンダード電動ガン)
僅かにハンドガードが細い以外はバレルの短いM4そのものと言っても良いもので、事実M733、M933とも後にM4コマンドーの商品名を与えられることとなりました。
実際に持ってみるとその短さにも驚きますが、スタンダード電動特有の軽さも相まって、ゲームにおいても非常に扱いやすい銃の一つとなっています。
M4 S-SYSTEM
Amazon:No79 M4 Sシステム (18歳以上スタンダード電動ガン)
M4は軍だけでなく、アメリカ軍と共同で作戦を行うPMC(民間軍事会社)等でも使用されています。
装備の制約が存在する軍隊と違い、民間企業であるPMCは自分自身で最も使いやすいものを選べるため、その装備も多種多様です。
S-SYSTEMはそんなPMC仕様のM4を再現。最大の特徴はA.R.M.S社製を模したレールハンドガードで、アッパーレシーバーから追加のトップレール(通称:背骨)を通してハンドガードと一体化しているため、首回りの剛性が非常に高いのが特徴です。
光学サイトを載せることを前提とした可倒式のアイアンサイトなど、通常であれば組み込みに相当な手間のかかるパーツが標準装備されているので、カスタムベースとしても非常に優秀なモデルです。
ナイツ SR-16
Amazon:No66 ナイツ M4 SR-16 (18歳以上スタンダード電動ガン)
AR-15の設計者ユージン・ストーナーの弟子であるリード・ナイツ氏によって創業され、今でもアメリカ軍向けに装備を開発するナイツ・アーマメント社が開発したアサルトライフルです。師の名前を取って「SR(ストーナーライフル)シリーズ」と名付けられています。
民間用のSR-15はセミオートのみなのに対し、こちらのSR-16は軍用にフルオート機能が搭載されています。
厳密にはM4ではありませんがその機能はM4A1と何ら変わりなく、パーツも精度と耐久性に優れたものを使用しているため、他社製のAR-15クローンよりも高性能とされているとか。
マルイ製のSR-16はM16同様の固定ストックが装着されている為、長さの調節こそ利きませんが、エアガンにおいては大容量バッテリーを収納することが可能等のメリットもあります。
H&K HK416
Amazon:東京マルイ HK 416D 18歳以上次世代電動ガン
その扱いやすさからアメリカ全軍で使われているM4ですが、決して完全無欠の銃という訳ではなく、過酷な条件下では頻繁に動作不良を起こしたり等、その信頼性は必ずしも高いものではありませんでした。
HK416は「この銃何とかしてくれませんかね…」とアメリカ陸軍からの要請を受けたH&K(ヘッケラー・アンド・コック)社がM4カービンの改良型として開発したモデルです。
従来のM4よりも悪条件下での射撃に強くなったほか、今まではオプション装備だったレールハンドガードを標準装備するなど、高性能な銃ではありましたが、M4よりも重いこと、高価なことからアメリカ全軍での採用は見送られ、一部の特殊部隊が使用するのみに留まりました。
そう、ここまで読んだ方ならもうお察しであろう、いつものSEALsとデルタです。
Amazon:東京マルイ DEVGRUカスタム HK416D 18歳以上次世代電動ガン
この「DEVGRUカスタム」は、かつてビン・ラディンを討伐した部隊としても知られるSEALsチーム6:DEVGRU(Development Group:海軍特殊戦開発グループ)の隊員が使用していたとされる銃を再現したもの。ストックをはじめ、グリップ、サイト等、M4で使い慣れたパーツに交換されているほか、サプレッサーを装着しているのが特徴です。
Amazon:東京マルイ HK416 デルタカスタム (18歳以上次世代電動ガン)
最後は「デルタカスタム」。実際にデルタフォースでの使用が確認された1枚の写真から、東京マルイが解析し、その仕様を再現したモデルです。ストックとグリップはDEVGRUと同一ですが、より軽量かつ、必要な所にのみレールを増設できるハンドガードを装備しているのが特徴です。これにより、前に重心の偏りがちだったHK416の重量バランスが大分改善されており、その短さも相まって扱いやすい銃に仕上がっています。
上記3種ですが、電動ガンとしてのスペック自体は次世代SOPMOD M4、CQB-Rとほぼ同じ中身のため、射撃性能についてもそれに準じたものになります。安心のスペックではあるので、どれを選んでも間違いのないものとなるでしょう。
現代を代表するアサルトライフル、それがM4。
まだまだ紹介しきれないモデルもありますが、マルイだけでなく他社も含めるとキリが無くなってしまうので今回はここまで!
東京マルイのM4だけでもこれだけの種類があるのは、それだけ認知度も需要もあるということでしょう。
ただM4という名前がないとM4だと分かりにくいのが本音……実際最近は他のエアソフトガンの会社から、M4ではなく違う名称で出ている物が多いです。
という訳で、そのうち他のエアソフトガンの会社から、特に有名なM4シリーズたちをピックアップできればと思います!
それでは次回の記事もお楽しみに*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*